CPU使用率やメモリの監視が出来る?便利なawsのcloudwatch

数多くの利用者がいるウェブサービス「aws」には「cloudwatch」という管理サービスが用意されています。使用する事で、CPU・ディスク使用率やメモリの監視等、awsの各種リソースを手間なく監視する事が可能となります。

今回は、インターネットやサイト運営といった専門のスキルを持っていない人でも簡単に扱える事で話題を集めているawsのcloudwatchの魅力を分かりやすく解説します。

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cloudwatchは無料で使用出来るってホント?

便利過ぎるサービスとして話題や注目を集めているcloudwatchですが、標準メトリクスだけなら無料で使用する事が可能です。同じような他社の運用・監視ツールは購入費用や毎月の使用料が必要となる事から、利用を躊躇していたという方でも安心して使用出来ます。

また、標準メトリクスだけでは満足出来ないという場合には、有料でカスタムメトリクスが使用出来ます。有料メトリクスの料金も毎月数ドル程度なので大幅に出費が増えるという事はありません。

cloudwatchが提供している無料サービスの詳細

awsの各サービスからcloudwatchに送信されたメトリクスの量によって料金が請求されますが、5分間隔の基本モニタリングは無料です。さらに、1分間隔のメトリクスデータも最大10個までは無料枠が準備されているので、有料メトリクスを利用する前に無料の範囲で監視・運用を始めても問題ありません。

また。最大50個のメトリクスに対応しているダッシュボードも3個まで、アラームも10件までなら無料枠に含まれています。cloudwatchの機能の多くは、無料枠以上のサービスを受けたい時に追加料金を支払うという仕組みになっています。

初心者の方から支持を集めている理由とは?

あまりインターネットやサイト運営に詳しくない方からcloudwatchは支持を集めています。他社ツールは、導入の際に専門のスキルが必要になったり、ミドルウェアや機材を新しく購入しなければいけなくなる事も珍しくありません。

しかし、cloudwatchは、全ての機能をパソコンのブラウザで完結出来るので新たに機材を購入する必要はありません。さらに、cloudwatchを使用する際に、特別なノウハウは不要です。初心者の方がパッと見ただけで理解出来る分かりやすい画面や直感的に操作出来る使いやすさも人気を得ている理由の1つとなっています。

awsのcloudwatchに対応しているサービス

awsのcloudwatchは、awsが提供している「amazon ecs」や「amazon rsd」、「amazon s3」といった利用者の多いサービスを含めた70種類以上のawsサービスに対応しています。

マネジメントコンソールの目視や各種数値の監視以外に出来る事とは?

マネジメントコンソールの目視や各種数値の監視といったメインの機能以外にも、便利な機能が数多く実装されています。その1つが「アラート設定」です。cloudwatchを使用してCPU・ディスク使用率やメモリ等の数値を監視している際に、予め設定しておいた値を超える等、異常が起きた場合に運営者にプッシュ型の通知を行ってくれます。

amazonSNSやメール等、通知方法も複数用意しているので、すぐに異変に気付く事が出来ます。また、あまり知られていませんがcloudwatchは「オンプレミス」のサーバーも監視可能です。cloudwatchのエージェントをawsより外のサーバーにインストールする手間はかかりますが、まとめて管理する事が出来るといったメリットが得られます。

linux用とwindows用のサーバーがあるので、OSによって使用出来ないといった心配もありません。さらに、cloudwatchはオートスケールを実現する事も出来ます。サーバーを監視しながら、サーバーの負荷が高くなった際にはサーバーを複数化して、負荷が下がれば台数を減らすといった作業を自動で行ってくれます。

他社のツールではなくcloudwatchが良い理由とは?

他社の監視・運用ツールでも良いのでは?と考えている人も多いと思います。aws運用にcloudwatchが良いと言われている理由の1つとして、他社ツールがpollingタイプなのに対してcloudwatchはpushタイプだという点です。

pollingタイプは新しい監視・運用したい対象が増えた際に、自分で監視対象に設定する手間があり、オートスケールでの運用には無理が生じてしまいます。しかし、pushタイプのcloudwatchは監視対象が増えた際に、対象側から自動で通知を送ってくれるので手間がかからないだけではなく、オートスケール環境に影響が出る事がありません。

2つ目が、サーバーのないawsのマネジメントサービスの監視が楽に行えるといった点です。数多くあるawsサービスですが、サーバーのないマネジメントサービスも存在します。サーバーの有無で監視方法や監視するポイントが大きく異なってくるので手間や時間がかかってしまいます。

他社のツールで監視項目や監視ポイントを設定して監視する事も可能ですが、他社ツールに対応させるには、ある程度の知識や技術が必要となります。しかし、cloudwatchは、サーバーのないawsマネジメントサービスにも対応しているので、サーバーの有無で監視の手間が増えるといった心配がなくなります。

cloudwatchがあれば現在使用しているブラウザ1つで数多くのawsサービスを同時に監視出来ます。

awsのcloudwatchを導入して得られるメリット

awsのcloudwatchを導入する最大のメリットはクオリティーの高い「メトリクスの収集と追跡」が行える事です。他社ツールや従来の監視ツールでは、システムが出したログを分析する必要がありましたが、cloudwatchのメトリクスはリソースやアプリケーションの状況をパッと見ただけで把握する事が出来ます。

また、リソースやアプリケーション等の異なるログを単一のコンソール上に表示する事が出来る総合管理のしやすさもcloudwatchの魅力です。今までは個別にモニタリングしていたシステムを同時に表示してそれぞれを比較出来るようになります。

cloudwatchは、データ分析やイベントの監視、アクションの自動化にも優れています。メトリクスデータは15ヶ月間と長期間保存する事が可能です。メトリクスデータと季節ごとのイベント等の外部環境要因を合わせる事でより高度な分析を行えます。

さらに、トラブル等の原因となりそうなイベントを指定して監視する事が出来ます。イベントを監視しながら自分で設定した数値や挙動に応じたアクションを自動化する機能も搭載されています。また、システムの稼働状況などはほぼリアルタイムで確認出来ます。

万が一、トラブルになりそうなデータを見つけた場合でも、タイムラグがほとんどないので短時間での対応が可能なので、トラブルを未然に防ぎやすくなっています。

awsを快適にするcloudwatch

cloudwatchはawsように作られた監視・運用ツールです。複数のawsサービスをブラウザで監視したり、今までは監視するのが面倒だったサーバーのないawsサービスにも対応しています。

標準メトリクスであれば、導入・使用にお金がかからなかったり、インターネット・サイト運営に疎い人でもすぐに理解出来る使いやすさから利用者が増え続けています。